ありあわせの野菜でささっと作って、時間をあまりおかずに食べられる浅漬けは、もう一品欲しい時の主婦の助っ人と言えるでしょう。短時間であっても、調味料に漬け込むことで野菜の酵素が活発になるので、手軽に作り置きしておきたいライトな発酵食品でもあります。
浅漬けの素なども市販されているので便利ですが、基本的には塩もみをする程度でも大丈夫です。ここに、昆布の切れ端や乾燥ゆず皮などがあれば入れてみてもいいですし、また甘酢を少量入れる事で酵素の活動がさらに活発になり、お酢の持つ健康効果を取り入れる事ができます。
甘酢漬けもおいしいお漬物の一つですが、人によっては甘すぎる・酸味が強すぎる、と敬遠される方もいるでしょう。このように甘酢に漬けこんでしまうのではなく、浅漬けにごく微量の甘酢を加えることで、ほとんど浅漬けとしての野菜の風味を変えずにいただくことができます。
お酢は筋肉のこりをほぐし、疲労を回復して酸化を防ぐ効果がありますが、一気に摂取してもあまりいい事はなく、かえって気分が悪くなったり、歯を傷めてしまう恐れもあります。ごく微量を継続的に摂取するのが理想的なので、お酢が苦手という方はぜひ、この「浅漬けお酢風味」を常備菜にお役立て下さい。